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カテゴリー:イロ・カタチ・映像

2006.7.28

「海の一番深いところに至った人間は、宇宙に出た人間よりも少ない」

ディープ・ブルーで語られていたのはこんな言葉でした。
制作はBBC。

なんとなく、自然ドキュメントづいているので
気が向いてレンタルしてみたんですけど、
おもしろかった!

特にストーリーがあるわけではなく、
海の生き物を淡々と描写している映像なのですが、

生き物たちの動きに見とれてしまいました。

イワシ?の群れ
イルカの群れ
氷の隙間から空気を求めるシロイルカ

ダンゴをこねるカニ
ただようクラゲ
サンゴのテリトリー争い

シャチの狩り
泳ぐシロクマ
身を寄せ合うペンギン

飲み込むクジラ
徘徊するウミヘビ
意外と大きなイカの目

悠然と泳カメ
エイとその仲間たち

海草に擬態するタツノオトシゴ風の生物

遠い水面から差し込む太陽の光
不思議な生態の深海生物
透明な身体を持つプランクトン



ボーっと見ても面白いのですが、
Flash屋の目で見ると「オイシイ動き」の宝庫でした!
DVD、そのうち買っちゃうかも。

* * *

2006.5.30

マイケル・ケンナ展「IN JAPAN」

東京都写真美術館で始まったようです。コレは見にいかないと!

マイケル・ケンナは好きな写真家の一人です。静かで幻想的な表現がなんともいえなく美しい・・・。興味のある方は是非。

■東京都写真美術館
マイケル・ケンナ展「IN JAPAN」
会期:2006年5月20日(土)〜6月25日(日)

東京都写真美術館のサイトは、少し前にリニューアルされたようです。「写美」って略すの???知らなかった。(^_^;

お!収蔵作品を使ったグリーティングカード・サービスやってる!
お!アブシンベルがある!(←歴史建築に妙に反応高:笑)

そういえば、ここの収蔵作品にジュディス・ターナーの写真もあったような。コレも見ることができると良いなぁ。

* * *

全然関係ないけど、京都国立博物館で鳥獣戯画を公開しているみたいです。鳥獣戯画って、まだ本物を見たことないんですよ。でも、なんだかお茶目で楽しそう。一度本物を見てみたいなぁ。

2006.5.22

色の匂い:かさねいろ

色に匂いがある、という感覚。なんとなく、分かるような分からないような。その色から連想されるモノの匂いかな?なんて想像してみたり。

「重色目(かさねいろめ)」という言葉をご存じですか?平安時代ごろに確立された日本独自の配色法です。

私たちが使う色には、それぞれ名前がついています。赤・青・黄色といったシンプルなものから、Faber Castellの色鉛筆につけられた名前のような凝った名称まで。「#ff6633」「C50 M70 Y10 K0」なんて記号を使う場合もあります。

単体の色に名前がついているのは、すでに慣れ親しんでいることなのですが、「重色目」では色の組み合わせ方に名前がついているのです。なんともウツクシイではありませんか!

例えばこれは「紅梅(こうばい)」という重色目。
紅梅(こうばい)

実際の紅梅の色よりも濃く感じますが、それでも「ああ、梅だなぁ」と感じる組み合わせです。ちなみに図の右側を「表色」、左側を「裏色」と呼んで、衣服の配色に用いていたようです。

そして、これが「紅梅匂(こうばいのにおい)」。
紅梅匂(こうばいのにおい)

上の色よりも淡い色を用います。淡い色を「匂い」と表現!・・・ウツクシすぎます。私たちのご先祖様方の素晴らしい感覚に脱帽です。手元の辞書にも「匂い:同色の濃淡によるぼかし」と載っています。知りませんでした。

ただし「匂」とという言葉は、同系色の濃色から淡色への変化を表す場合と、表色と裏色の関係を表す場合があるようです。そういえば、紅梅と紅梅匂では濃淡の位置が逆になっていますね。