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カテゴリー:イロ・カタチ・映像

2019.10.8

京都でイベントやります『福谷一美 × オトグラム』

来年の1月に京都芸術センターで『福谷一美 × オトグラム』というイベントを開催させていただけることになりました。去年7月のコンサートに続いて、フルーティストの福谷一美さんとのコラボレーションで、私は音に反応して動く映像「オトグラム」の担当です。

会場の京都芸術センターは、元々明治時代に作られた小学校をリノベーションして作られたアート拠点。古い小学校のレトロな雰囲気も魅力です。

その京都芸術センターでは「Co-program(コープログラム)」という支援プログラムが設けられています。その審査基準とは。

「新規性があり、実験的であること」

これは挑戦してみて良いんじゃない?ってことで応募したところ、無事採用していただけたのです!というわけで今回のイベント開催が決まりました。

今回のイベントは、なんと!3日連続・3公演開催します。

2020年1月28日(火)PM7:30開演
1. ガラスの笛のファンタジア

クリスタルフルートという楽器をご存じでしょうか。ガラスでできた工芸品のような美しい笛なのです。今回は、このクリスタルフルートでディズニーやジブリの親しみやすい曲をお届けします。

2020年1月29日(水)PM7:30開演
2. 福谷一美フルートリサイタル

本格的なフルート作品を集めたコンサートです。聴き応えも充分、オトグラムの作りがいも充分!(笑)中の人の私が言うのもナンですが、本当に良い曲ばかりなんです。

2020年1月30日(木)PM2:30開演
3. ふえふきねずみとあそびましょ♪

「世間一般のフルーティストのイメージの限界を軽く打ち破る内容!」とか、「これを観ずして聴かずして、福谷一美は語れない!」とか思うくらい、個性的な公演になる、はず。(笑)とにかく、楽しいステージになりそうです。

詳しいことは特設サイトをご覧ください。ご予約もこちらから。ご来場、お待ちしております!

福谷一美 × オトグラム
https://oto-gram.akiyo.jp/

追:
あいかわらず、ブログ放置で失礼しております・・・。が、元気やってます!

ここのところ、オトグラム作成で頭がいっぱいで、昼も夜もオトグラムのこと考えていて挙動不審ぎみかも、です。(^_^;)

2018.6.17

オトグラムはじめました。

来月7月21日(土)、京都の二条城の近くのイベントスペースで開催される、フルーティストの福谷一美さんのコンサート「ふえふきねずみとあそびましょ♪Vol.11」に参加させていただくことになりました!

といっても、私も音楽するワケではなく(^_^;「音に反応して動く映像のようなもの」をひっさげての参会です。名付けて「オトグラム」。

今まで、マウスに反応する色やカタチや音はいろいろ作ってきましたが、今回は音をインプットとして扱ってみました。こちらは、先日撮影したデモ映像です。

 

福谷さん、もとい福谷先生は私が京都にいた時からお世話になっているフエの師匠で、筒ならどんなモノで吹いてしまう万能フエ吹きさんです。私もご一緒させていただくのはコンサートの第2部なのですが、第1部も何が出てくるかわからない、楽しいステージになるはずです。私も内容を知らないので、今からとても楽しみです。

興味をもってくださった方は観に来ていただけるとウレシイです。遠方の方も祇園祭とあわせて、どうどすか〜?(^_^)

2010.6.14

「はやぶさ」と『おとうさんのちず』

昨日(6/13)の深夜は、小惑星探査機「はやぶさ」帰還の話題に釘付けでした。

打ち上げから7年、今までの経緯を動画で辿っては涙し(いろいろあるけど、『イトカワをねらえ!』がわかりやすいかも)、「はやぶさ」に地球を見せてあげたいから大気圏突入の瞬間に写真を撮らせることにしたという話にも涙。そして、実際に撮られた写真を見た瞬間は号泣でした・・・。

本当にすばらしいプロジェクトだったと思います。

そして、次に待たれるのは「はやぶさ」が満身創痍で届けた、小惑星「イトカワ」の砂が入っているかもしれないカプセルの回収と分析です。この砂、ただの「宇宙に浮いた石っころのかけら」ではありません。もしかしたら、太陽系誕生や生命誕生の謎を明かしてくれる可能性を秘めているかもしれないのです。期待が高まります!

ここで、「はやぶさ」とは関係ないのですが、思い出したものがあります。ユリ・シュルヴィッツ(Uri Shulevitz)作の『おとうさんのちず』という絵本です。

あるひの こと
おとうさんは いちばに パンを かいに いきました。
ところが ゆうがたに なっても もどりません。
おかあさんと ぼくは しんぱいになり おなかも すいてきました。
ほとんど まっくらに なって、ようやく かえってきました。
おとうさんは わきに かみを まいた ながい つつを かかえていました。
「ちずを かったよ」 おとうさんは ほこらしげに いいました。

Tomoki Yamabayashi=抜粋訳

この作品は日本では、さくま ゆみこ氏の訳で『おとうさんのちず』として出版されていますが、ここでは私のパートナーの訳を紹介させていただきました。

この本は「絵本ナビ」のサイトでは次のように紹介されています。

作者の、画家として歩み始める原点を描いた自伝絵本。戦争で故郷を追われ、過酷な暮らしをしていた時期、父親の持ち帰った世界地図が少年だった作者にパン以上のものを与えた。

今、手元に絵本がないので、詳細についてお話することはできませんが、少年にとって、文字通り「世界」が広がったのです。

「はやぶさ」に話を戻します。
カプセルの中に入っているものは、もしかしたら私達人類にとっての「おとうさんのちず」かもしれない、と思ったのです。

今、世界の国々の宇宙開発は、金銭的に厳しい状況だと思われます。日本でも、例の事業仕分けの対象となっていたはず。それでも、一度プロジェクトの中止が発表されたハッブル宇宙望遠鏡も人々の熱意により継続が決まり、新しい発見のニュースが伝わってきています。

「パン」が大切なのもわかります。
でも、こうしてワクワクできることだって、大切なことだと思うのです。