カテゴリー:国・街・旅
2008.3.18
チベット
日々入ってくる情報に、いたたまれない気持ちになっています。
「なぜ、こんな状況になってしまったのか?」
手にできる情報は限られていますが、それでもその断片は得ることができます。
友人のyama_takaさんのブログにも、いろんな情報やリンクが載せられています。
若干6歳で中国に拘留された少年のことも・・・。
分かりやすく解説した番組をYouTubeでも見ることができます。
チベットサポートネットワークジャパン(TSNJ)のサイトでは、日本政府や中国大使館、インド大使館に働きかけの方法も掲載されています。
私もFAXを送りました。
2007.1.25
旅の日常
放浪とまではいきませんが、気ままな旅が好きです。
3週間から1ヶ月くらいの。
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道順は決めていません。
宿も決めていません。
ゆく道々考えます。
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以前はこまめに移動していましたが、
だんだん微定住型になってきました。
1つの宿に連泊して、その町を歩き回ったり、
バスで近郊まで足を伸ばしたり。
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宿にチェックインした直後から、
すぐにその場所に馴染むことができます。
一日目から熟睡です。
* * *
町にもジワジワ馴染んでいく感じが好きです。
ここを曲がるとカッフェがある、とか。
あそこのパンは美味しかった!とか。
そこで水が買える、とか。
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1日の予定は、あまり詰め込みません。
メインを一つ。
それを思う存分堪能して、
あまった時間で何かする、という感じ。
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方向音痴なのでよく迷います。
でも、道ばたで地図を広げるのは危険な気がするので
なるべく避けています。
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地図をジックリ確認したい時にお世話になるのは教会。
異教徒の私でも守ってくれるようです。
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そもそも宗教建築は好きです。
私自身は無宗教ですが。
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リブ・ヴォールトを見上げていると、
思った以上に長い時間がたっていることもあります。
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教会や聖堂でボーっとしていると、
教会守りのオジサンが声をかけてきたこともあります。
「ウチの教会、イイだろ!」
「アンタ、クリスチャンかい?」
・・・すみません、違うんです。でもここ、とても好きです。
* * *
方位磁針も意外と役に立ちます。
道に迷った時はもちろん、
「どうしても、この方向から光がさした、この空間を体感したい!」
という時とか。
何時くらいにその方向から光りがさすかを確認して
次の日訪れることができます。
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写真を撮るもの旅の楽しみの一つです。
1日に撮る枚数は平均して20枚くらいです。
以前は、建築を見て回るが旅の主な目的だったので、
1回シャッターを切るために歩く距離は
それなりに長かった気がします。
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地元の人が利用する日常品のお店に入るのも好きです。
ファミリー・サイズの食品はサスガに手が出なくても
一回で食べられそうな量のものを見つけたら
試してみるのも楽しみです。
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一人旅の場合、夕飯の時には少し寂しくなったりします。
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買い物はあまりしません。
でも、時々妙な衝動買いをしたくなることもあります。
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寝る前に、次の日の予定をたてます。
時には数日先まで予定をたてる時もありますが、
たいていは次の日の予定くらいです。
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日記も書きます。
日記というよりもその日見たものの印象を
文章化するという感じでしょうか。
2時間くらい文章を書いていることもあります。
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洗濯もしなくてはなりません。
通常、長期旅行の場合は3・4日分くらいの衣類を
洗って着回します。
眠くて眠くて、どうしようもなくても
洗濯しなくてはなりません。
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帰りの切符を確認して、旅もあと数日を残すのみとなった時、
寂しいような、ホっとするような、
いろんな思いが混じり合った気持ちになるのです。
* * *
また旅に出たくなってしまいました。
2005.8.5
通り過ぎた風景
「あの、曲り角を歩きたい」
異国の地にいながら
日本の、それも何の変哲もない曲がり角を
無償に歩きたくなった。
以前は日常の中で、ただ通り過ぎていただけ曲がり角。
沢木耕太郎の『深夜特急』の中に
そんな感じの描写があった気がします。
私はそこまで長いこと海外を旅した経験はないのですが、
沢木さんとは逆に、
日本にいる時に旅先での風景をフと思い出すことがあります。
それも、特別感動した風景とかではなく、
ただ通りすぎただけだと思っていた風景。
今日みたいなシトシト雨の日、
少し途方にくれながらあるいた石畳だったり。
道の中央に排水溝があって、
そこに向かっての水勾配がとってあるデコボコ道。
その日の宿が決まらず、
半ばボー然としながら重いかばんを引きずって歩いた
フランスの田舎の村だったり。
チュニジアの小さな町の、
新市街と旧市街をむすぶ埃っぽい道だったり。
お土産モノ屋とも日常雑貨屋ともとれる小さな店。
好奇心むき出しの男たちの視線。(コレ、かなりツラかったです)
決して「良い思い出」とは言えないかもしれないけれど、
それでもフと懐かしくなる風景。
もちろん、見たいもの、体験したいものがあって
海外旅行に行くのですが、
日本にいる時にはない不安感と緊張感を
楽しめるという期待もあるのです。
外からの刺激に体する自分の「感度」 も上がります。
また、旅がしたい。今度はアジア。
【旧 Short Tripより 2003.07.10】