カテゴリー:夢想と幻想
2011.4.18
想像上の生き物
step1:目を閉じる
step2:閉じたまぶたの上に手をあてる
step3:眼球をグリグリ動かす
オタマジャクシに似た、妙な生き物がうごめく感覚が味わえる、かも?
* * *
ブログ更新はご無沙汰です!
って、こんなんで良いのかぁ?(^_^;
お気楽にやっちょります。ぼちぼち。
2010.5.20
『蛇婿入り』の結末
仕事をしつつ小澤俊夫氏の「昔話へのご招待」を聴いていました。
その中で紹介されていたお話の一つが『蛇婿入り』。
若い娘の元に毎晩通っていた謎の男。
怪訝に思った娘の母親が、
男の着物の裾に長い糸をつけた針をつけておいて
男がどこから来るのか探ったところ、
男の正体は蛇だった・・・。
という、お話。
時代・地方によっていろいろバリエーションはあるようですが、
面白いなぁと思ったのは、その結末の違い。
一般的なものは娘の胎内に残された蛇の「種」を
桃酒、煎じたヨモギ、菊酒などによって流すというもの。
でも、古事記にも似たような話があるそうで、
こちらの結末はかなり違ったものになっています。
男の正体は「三輪山」から来た蛇の神様ということがわかり、
無事生まれた子供は「オオタタネコ(大田田根子?)」という名で
神の子とされた。
こんな感じ。
おおざっぱに言えば、
八百万の神への信仰と、仏教伝来以降の宗教観の違いということになるのでしょうか。
なんだか面白いなぁ、と思いました。
本題からはそれますが、桃酒って美味しそうですね。(^o^;
2008.8.30
海辺の廃墟で
髪を切られた。
夢の中で。
静かな白い空間だった。
華やかだった時代もあったのだろうか?
ゆったりと天井の高い広い部屋。
でも、どこか雑然としている。
埃っぽくはない。
生命を感じない空虚な場所。
海が見える。
波の音は聞こえない。
聞こえるのはハサミの音。
何かを確かめるように、ゆっくりと。
ハサミを持つ人の印象は散漫。
男だったのか?
女だったのか?
そもそも「人」だったのか?
穏やかな雰囲気だけは覚えている。
部屋には鏡はない。
白い空間に私の髪が散らばっていく。
誰かが来るのを恐れていた。
その場の均衡が崩れてしまうからだろうか。
時が動き出してしまうからだろうか。
差し込む光は柔らかだった。