カテゴリー:作品語り
2008.2.20
cantata【Flash小品】
色をテーマとしたSNS「Colorful*CAFECLIP」のアート・ギャラリーで、Flash作品「cantata」を紹介していただきました。
今回も音が出るので、オフィスなどでご覧になる場合は気をつけてくださいね。できれば、ステレオ環境で観ていただけるとウレシイです。
※Flash Player 9以上が必要です。
音と動きの組み合わせは、今までにもいろいろ試してきていますけど、やっぱりまだまだ色々な組み合わせを作ってみたいと思っています。面白いです。
今回は、植物のツルみたいな動きと人間の声を組み合わせてみました。
ところで、今回の絵を起こすに当たって思ったことですが。
こういう曲線を起こす時の気の使い方って、口紅を引く時のソレに似ているなぁ、と。膨らませすぎると品がなくなる気がするし、直線的すぎると色気がなくなる気がする、とか。
あ、私の口があんなにフクザツなカタチをしているワケじゃないですから〜。(^_^;
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ここのところ、風邪で諸々ペースダウンしておりました。
健康管理はキチンとしないとダメですねぇ。
微熱ぎみのボーっとした頭で文章書くのって結構好きなんですよね。でも、今回は頭が文章モードではなかったので、書けませんでした。(^_^;
2007.10.22
kaleido_system【Flashおもちゃ】
色をテーマとしたSNS「Colorful*CAFECLIP」のアート・ギャラリーで、Flash作品「kaleido_system」を紹介していただきました!
プリズムと万華鏡を混ぜ合わせた感じでイメージを膨らませてみました。
またしても「音モノ」です。オフィスなどでご覧になる場合は気をつけてくださいね。
※Flash Player 9以上が必要です。
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今回の音はシンプルに「ド」「ソ」「ド(一オクターブ上)」の3種類だけです。
で、この音なのですが。
オクターブと5度というのが、私的には妙にシックリ「正三角形」の音だと思ったのです。
音自体の響きの雰囲気も正三角形っぽいと感じますし、1/2(cos60 = オクターブの周波数比)、2/3(頂点から垂心までの長さ/垂線の長さ = 5度の周波数比)のという比例的同調も手伝って、妙にシックリ感じました。
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この作品が、私のActionScript3の初モノです。AS3は、まだまだいろんなことができそうですが、そのためには、まだまだ沢山勉強する必要がありそうです・・・。(^_^;
2007.6.3
sync
sync(2004年〜)
http://www.akiyo.jp/sync/
音と動きを同時にレイアウトできる装置。
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初めに正直に告白しておきましょう。この作品はコンセプトから実際の制作に移る段階で破綻しているのです。
2001年9月11日、ニューヨークで起こったショッキングな事件を皮切りに、世界はキナ臭い雰囲気に包まれるようになってきました。メディアを通じて伝えられてくる「エライ人たち」の言葉は実感の持てるものではなく、かと言って自分が何をしていいのか、何ができるのかもわからず悶々とした気持ちが続いていました。
いち早く、自分の見解を世に示して運動を起こした人たちもいました。その中には私の好きな著名人の方も何人かいました。彼らの運動に協力するというのも一つの方法だったと思います。でも、なんとなく「私のやり方」ではないのでは、と思ってしまったのです。あまりにも複雑な状況と伝わってくる情報に対して、自分の中で納得する答えが見つけられないで困惑していただけかもしれません。
そんな中でフと思ったのです。「指導者」たちからでもなく「メディアの誘導」からでもなく、普通の人が普通になんとなく感じていることの方が、ずっとマトモなものなのではないか、と。
良い例えになっているのかどうか、わかりませんが。
ある場所に住む猿が、ある時海水で食べ物を洗い始めたそうです。食べ物に若干の塩味がついている方が美味しいと感じたからなのでしょうか。ほぼ時を同じくして、別の場所に住む猿たちも海水で食べ物を洗うことを好みはじめたとか。
「偶然の一致」「進化の過程」いろんな言葉で表されるかもしれませんが、とにかく彼らは示し合わせた訳でもなく同じ行動をとり始めたのです。
「普通に感じること」「同じように感じること」の中には気付かないうちにすり込まれていることだってあるでしょう。社会の中で生活している限りは、それがない方が難しいと思われます。それでも、立ち止まって辺りを見渡しながら考えてみて、出てくる答えがメディアを通じて流れている意見と違うところで一致することだってあるはずです。
完全な一致ではなくて、個々は思い思いに動いているのに、なんとなく全体を見渡してみると妙な同調が生まれている感じでもよさそうです。偶然思い出した昔演奏したことのあるメロディを奏でていたら、仲間たちもポツポツ加わってきて、気付いたらみんなでその曲を演奏していた、という感覚にも少し似ています。
そんな「フとした同調感覚」を表現できないかと考えはじめたのがこの作品を作るきっかけでした。
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コンセプトを表現に置き換えていく作業は時には強い葛藤を伴います。すんなりと行く場合もあるのですが。
この作品を作っているときには、それまでにないくらい強い葛藤を感じました。「伝えたいことをわかりやすく伝えること」と「キレイだと感じて表現したいこと」が全くかみ合わなかったのです。
そして、私は後者を選択してしまいました。
おそらく、それまでの虚脱感や困惑や心の同調を表現したいのであれば、別の表現があったはずなのです。
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『sync』は作品としても完成できていません。
そして私は相変わらず困惑したままなのです・・・。