2008.3.30
言葉という枷
何かモノを創る時、
最初は言葉に頼ります。
言葉を頼りに「思考」や「概念」を組み立てていきます。
それでも、ある瞬間突然、
言葉は途轍もなく重たいものと感じはじめるのです。
色やカタチや音は、
言葉の束縛から逃げ出そうと暴れ出すのです。
言葉をもとに組み立てられた「思考」や「概念」ですら
言葉から逃げ出そうとするのです。
そんな時の言葉は、
気球を地面に固定している
アンカーにも似ているかもしれません。
それでは、言葉を使って表現したい時には
言葉は言葉から逃げられるのでしょうか?
それはわかりません。
でも、逃げたがっている気もします。
それでも言葉を使います。
たとえ一時的なものだとしても。