2007.12.6
黄色と青の二原色
暗がりで電球の上に手をかざすと、
手は赤く透けてみえます。
これと良く似た現象で、
青いセロファンを黄色味がかった電球の上で重ねていくと、
ある時「フ」と血のような赤が現れるというのです。
突然変異のように現れる赤。
でも、おそらくこれは必然です。
青が濃くなりすぎて昇華されて現れる赤。
これをつきつめていけば、
現在のような三原色ではなく、
二つのパラメータで色を表現できるようになるのでしょうか。
あの、ポラロイド社でこの原理が研究されていたという話ですが
何か応用された技術があるのでしょうか。
不思議で気になる現象です。
参考文献:
『目玉と思想の美学 図像学入門』 荒俣 宏 著
第十三章 ゲーテ的な写真