2007.6.22
干支とマヤ暦とスピロデザイン
少し前にウチのメインMacも、やっとOS 10.4になりました。
世間では「10.5 Leopard」の話題もザワザワしてきているので「今ごろ?」と言われてしまいそうですが。(^_^;)
そして「今さら?」と言われてしまいそうですが、メイン機で「Dashboard ウィジェット」が使えるようになったのです。
今まででも、ノートの方は10.4にしていたので、未体験ではなかったんですけど、「ふーん」という感じであまり触っていなかったんですよ。
いろんなモノがあるんですねぇ!日本語サイトにも英語サイトにも。
実用的なところで使えそうだなぁ、と思ったのはHex Calculator Widget。
2進数はあまり使わないのですが、10進数と16進数の変換がサクっとできるのは便利かも。今まではその都度電卓を叩いてました。
色の指定でアプリケーションによっては10進数で入れたり16進数で入れたりするのは感覚的にだいぶ慣れているんですが、音をいじる時のシステム設定(「システム・エクスクルーシヴ・メッセージ」ってヤツです)には激しくまどろっこしさを感じてしまうんです。MIDI使いの方は、サクっと設定していらっしゃるのでしょうか???
実用的ではないけれど気に入ったのはMaya Calendar。
なになら意味あり気ありげな背景の宇宙写真といい、グラフィカルなマヤ文字といい、刻々とカウントダウンされていく臨場感といい、なんとも良い感じです。
で、マヤ歴とは。
▼マヤのカレンダー(Wikipediaより引用)
一周期を260日とするツォルキン(暦)と呼ばれるカレンダー、一年を365日とするハアブ(暦)と呼ばれるカレンダーがあり、約52年で、ツォルキン暦とハアブ暦の組み合わせが一巡する。これをカレンダー=ラウンドという。
「ハアブ」」の方は地球の公転周期から求められることはすぐにわかりますが、「ツォルキン」の方は不思議な数字です。これまたWikipediaを参照すると・・・。
▼ツォルキン(Wikipediaより引用)
マヤにおいて天上は13の層があり、手足の指の数が合計で20だからという説や、二十進記数法が使用されていたからという説がある。
「13」を引き出すあたりに何か引っかかるものがあります。「12」基盤になれてしまっていると、頭の中がシンコペーションしてしまいそうです。
2つの周期を組み合わせた暦は、私たちの国にもあります。干支の十支と十二支です。こちらの方は約52年で一巡するマヤ歴に対し、キッカリ60年で一巡します。
巡り巡って大きな周期を経て邂逅する2つの周期運動体。惑星の運動にも似ています。
大きな天体ではなくても、この「邂逅」を体験したことがあるのです。それも自分の手で。
子供のころに買ってもらったおもちゃ。
プラスティックの板にフチにギザギザのついた丸い穴があいていて、その穴よりも小さな歯車状の板がついていました。歯車の板には鉛筆の芯が通せるくらいの小さな穴があいています。
名前は知りませんでしたが、どうやら「スピロデザイン」という名前があるようです。
鉛筆を歯車の穴に入れてグルグル動かしていくと、キレイな模様を描くことができます。歯車に誘導された鉛筆の先は、ある周期を経て最初の地点に戻ります。2つの周期を持つ暦の邂逅のように。
「暦と暦の邂逅を視覚化する装置」そんな言葉が頭をよぎった時、なんだか妙にゾワゾワした気分になってきたのです。