2007.5.7
青紫の甘味成分
色の濃淡のバランスを調整するとき、明度・彩度のパラメータを触るよりも透明度を変えてみる方がシックリくることがよくあります。
大抵の色は透明度を変えることで「色味の印象を変えずにパワーを抑える」ことができる気がするのですが、例外もあるようです。
それを強く感じるのは青紫。
透明度をあげると、どうも「赤味」が強調されてしまうように感じるのです。濃い色の時には青によって抑えられていた赤が開放されてしまう感じでしょうか。
それは穀類を口に含んで咀嚼している時にフと現れる甘味に、とても良く似ている気がするのです。