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2006.5.7

子供の本–イメージの伝承(国際子ども図書館)

国際子ども図書館で展示されている「絵本ギャラリー(デジタル・コンテンツ)」の新作、「江戸絵本とジャポニズム」と「子供の本–イメージの伝承」がWEBでも公開されました。私も「子供の本–イメージの伝承」のデザインとオーサリングで参加しています。

子供の本--イメージの伝承

絵本ギャラリーの中には「子供の本–イメージの伝承」以外にも「絵本は舞台」「コドモノクニ」「ユーゲントシュティルと絵本画家たち」「江戸絵本とジャポニズム」という4つのコンテンツがあります。これらの4つは美術館風に言うと、企画展のようなものです。それに対して、今回私が制作に参加させていただいた「子供の本–イメージの伝承」の部分は収蔵庫に保管されているものも含めたパーマネント・コレクションと言えるでしょう。

音楽やナレーションの入った「企画展」コンテンツに比べると、無音で淡々としていますが、貴重な昔の絵本や挿絵本のイラスト・データベースとしてはかなり見応えのある内容のものではないでしょうか。

今期分として「子供の本–イメージの伝承」に掲載している作品は1750-1900年ごろのイラストです。1900年以降(1950年ごろまで?)の作品についても、来期以降に追加されていく予定です。

「子供の本–イメージの伝承」で取り上げられている時代は、世界情勢も芸術運動も印刷技術も凄まじい勢いで変化していっていた時代です。それが反映された歴史資料として見ても面白いと思います。