2004.11.5
ウクライナ
何となく気になる国の一つ。
シェフチェンコ(サッカー)とアンナ・ベッソノワ(新体操)が好きということもあるのですが。(笑)
首都はキエフ。キエフというと、どうもムソルグスキーの『展覧会の絵』の中の『キエフの大門』を思い出してしまいます。
そういえば、『展覧会の絵』のCD、持ってなかったなぁ?なんて思って検索かけているうちに、Amazonで思わず注文してしまいました。勢いでラフマニノフの2,3番も。
「ロシアもの」が聴きたくなってくると、冬が近づいてきているなぁ、と感じます。
話がそれましたが、ウクライナ。
あの、チェルノブイリがある場所でもあります。
以前、アレクセイと泉というドキュメンタリー映画を見ました。今はウクライナから国境をへだてたベラルーシにある小さな村が舞台の映画です。
村の人々の素朴な生活。自分たちで作ったジャガイモを食べ、ガチョウを飼い、そして祈る。おじいさんも、そのまたおじいさんも変わらぬ生活をしていたと思われます。おじいさんの時代と違うこと、それは彼らの慣れ親しんだ森や畑から放射能が検出されているということなのです。例の原発事故のために。
多くの人々は村を離れていきました。政治の上の扱いでは、村の名前すら存在しないことになっていると聞きます。それでも、アレクセイとお年寄りたちは、先祖の生活していた地を離れませんでした。
美しいけれども過酷な自然。昔ながらの生活。「技術進化の産物」のような職業を生業にしている私が言うものヘンな話かもしれませんが、「ヒトという生き物」として、彼らの方がずっと自然な生き方をしているように感じてしまいました。
アレクセイ、元気かなぁ。