akiyo.jp

2004.9.25

夜の空からシルクロード

夜の地球の衛星写真が掲載されているサイトを見つけました。

こうして見ると、どこに人が集まって住んでいるのか分かって面白い!
一概に「たくさんの人が集まって住んでいるところほど明るく写っている」というワケではないんでしょうけどね。ラスベガスとか、無駄に(苦笑)明るそうだし。

かつての「絹の道」シルクロード(たぶん)もうっすら見分けることができます。モンゴルよりも北のラインはロシアの街のつながりかなぁ?中国から西に延びているラインがシルクロードの一つのルートかもしれません。

以前、オランダからイタリアまで飛行機で移動したことがあります。すでに日が暮れていたので、窓から見えるのはヨーロッパの街の夜景。日本の夜景を空から見た場合、平野部にビッシリと明かりが密集してる場合が多く、街が「エリア」として見えてしまう場合が多い気がします。でもその時飛行機から見た夜景は、ある程度の距離をおきつつ点在している街と街をつなぐ、道路や鉄道の「ライン」の方が強調されているように見えました。

飛んでる地域や飛行機の高度にもよるのかもしれません。平野部が広いということもあるでしょう。街の中央にはカテドラルらしい大きな建物が見えるところもあります。その周りが街の明かりでフワっと明るくなっています。そしてそれらが血管のようなラインでつながっているのです。

「視覚化されたポテンシャル」フとそんなことを思いつきました。街をつくった人の意志、道をつくった人の意志を、こうして見ることができているのです。

シルクロードといえば、1000年以上前からの人の流れ。オアシス都市を結んでゆっくりと育まれてきた「人々の意志」を、こうして見ることができるなんて、なんだかスゴイ!