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2004.7.30

踊り場

おどりば【踊り場】(岩波国語辞典)
1.踊りをする場所
2.階段の途中の広く平らな場所

おどりば【踊り場】(新明解国語辞典)
1.踊る場所
2.階段を何段か上がったところの少し広い場所。足を休めるためのもの

「1」はともかく「2」の方はなんで「踊り場」って言うんでしょうね?
フと疑問に思ってネットで検索してみたら、やはり同じ疑問をもった方がいました。

http://weekly.freeml.com/chousa/odoriba.html

「ふわっとドレスの揺れる様が、舞台で踊っているように見えたから」という解説。なんだか想像力にあふれた言葉で、良いですねぇ!!スゴイぞ昔の日本人!

そういえば子供のころ、あの場所を「踊り場」と呼ぶことを知った時、なんだか「くるっ!」っと回ってみたくなった覚えがあります。(笑)

建築基準法では高さ3〜4mごと(今でもそうですか?)に踊り場を設置しなくてはならない、といったような基準があります。昔、ホンモノの建築の図面を描いていたころには、もちろん守って設計していましたが、バーチャルの世界をいじっていると、あまり気にならなくなってきます。とはいえ、ゲームなどであまりにも長い踊り場ナシの階段の絵があると、不必要に違和感があるように思えるのは旧職のクセが抜けてないからなんだろうなぁ。

建築時代、踊り場を介して180度進行方向の変わる階段を「行って来い」、踊り場をこえても同じ方向に進む階段を「鉄砲」と呼んでいました。一般用語だかどうだか、すでによくわからなくなっているのですが、ちょっと懐かしく思い出しました。